MBAは役に立つ?

A cherry on top

ブログの更新がだいぶ空けてしまいましたー!

前回更新したのは5月とかであっという間でしたが7月にMBA1年目が終わり、そのあと1ヶ月間日本に帰国しつい先週広州に戻ってきました。

今日は今の大学院で1年間過ごして思ったことについて書きたいと思います。

うちの大学院のMBAプログラムは2年間のフルタイムMBAですが、授業を1年目に全て詰め込むというとってもハードなスケジュール。
授業スケジュールは時期にもよりますが、基本的には平均週3で朝9時から夕方18時まで授業、たまに海外からのゲスト教授がくる場合は同じ授業を月~金まで朝から夕方までぶっ続けにやることも。
「このケース今晩中に読んで明日朝グループプレゼンしてね?」みたいなことを夕方の授業が終わる直前に平気で言われますww

そういう時はみんな寝不足だし、ずっと学校にこもって夕食を食堂で食べたらまた教室戻って課題やグループワークやって23時くらいまで教室残るみたいなことやったり、午前中みっちりフィールドワークに行かせて午後中にスライドを作ってプレゼンするといったブートキャンプなことをしたり、もちろんずーっと座学でひたすらセオリーを教える教授もいたり、、。

教え方は教授によってそれぞれなので、日本帰国した時に「MBAの授業どう?」聞かれると一貫してどう答えていいのか正直わからない。

なので、今日のテーマはこちら!!

「MBAの授業は役に立ったのか?」
「MBAはキャリア形成に必要なものか?」

色々お話しする前に一つ言い訳させていただきたのが
私が中国でMBAを勉強しているのは、「中国に来る」という目的に一番手っ取り早く、都合が良かったから。

以前のブログで何故中国に来たのかについて書きましたが、自分のバックグランドを今後のキャリアに生かしたいしコンプレックスを解消したくて中国に来ました。
(その時の記事内容はこちら:https://kaesplayground.com/2018/11/15/

語学は学びたいし中国に住んでちゃんと現地の感覚やら生活やらを知りたかった。そしてせっかく中国に行くなら語学学校で過ごすのではなく大学院に行きたい、でもいきなり中国語の授業はできない、、、。
じゃあ英語で授業を受けられるMBAならむしろ受験できる!しかもMBAは2年の勤務経験が必須の上、大学では国際経営専攻だったし、MBA取得するのに越したことない!!笑

と、非常にシンプルな理由で好都合だったのがきっかけww

普通にフルタイムでの仕事をしながら、短時間で手っ取り早く受験できる唯一の方法でした。
なのでMBAで勉強しながら私生活から徐々に中国語を勉強して行こうという計画で留学を決めたわけです。

もし私がMBAの名門に拘っていたり、経営者層の凄い人達とのコネクションに拘っていたらきっと北米やヨーロッパのMBAを目指していたでしょう。

上記のような理由があった故、「MBAは役に立つ?」という質問に関しては、MBA授業以外での場所でどんな経験を得られたか次第で、MBAが役に立つかどうかに関わるのではないかと思います。
ただの場であり、ツールであり、目的ではないと思います。

私が去年の9月に入学して1、2週間くらい経った後、日本にいる友人とチャットしてて、「今の学習で私は2年後MBAの資格を持ってるだなんて言える自信ない」ってぽろっと言ったことあります。

まさに去年入学した後、「MBAってちゃんと役に立つの?」っていう疑問と日本にいる皆の期待の答えられるのかという不安にぶち当たったわけです。

その時に友人が私に言ったのは

“The degree is just a cherry on top.”
-学位ってのはてっぺんに乗ってるさくらんぼ(おまけ)にしかすぎないよ。

あくまで飾りであってMBA自体は私自身をレペゼンするものではないということ。その一言が何かがすとーんと腹落ちしたような感覚でした。
たまに一流出身校出身の方や、大手企業でドヤつく人って一定数いると思うんですが、MBA行く人でも「君どこのMBA?へぇ、グロービスか。俺はWharton(ドヤァ)」みたいな感じの人必ずいるんです。笑

なのその「お前どこ中?」みたいなのw

名門大学、名門企業はすごく立派だし尊敬しますが、それがあなた自身ではないですね。

MBAでの学習は素晴らしいです。

特に中国でのMBAで得れることはいいことも悪いことも同じくらいあります。

適当すぎる事務局、たまに中国語で授業し出す教授、色んな国籍の人がいすぎてなかなか進まないグループワーク、授業内容をインプットできたかより課題を締め切り以内にさばききることで疲れ切ってしまう日々、、、

こんな感じで勉強になる?って感じですが
これらを肯定的にいうと、親切じゃない事務局にどう対応するかのスキル、中国語を頑張って理解しなきゃという焦り、異文化すぎるコミュニケーションなど、
全部大切なことなのです。

これらぜーんぶひっくるめて中国のMBA!笑
もちろん上記の嫌だなーって思うことが解消されたらもっと気持ちよく学校通えたんだろうなって思うこともあるけど、
しょうがないの、現実はこうなんだから!自分が合わせていくしかないって感じで受け入れるしかない。笑

ただ、フルタイムMBAでやっていると、クラスメイトとの交わり以外にも、駐在されている方や、外部で知り合った在広州の外国人の友人、深センで起業された方など、ここにいることで知り合った方とお仕事の話をしたり何か一緒に体験することが、学生という特権を使って色んな経験ができて有意義だなと思ってます(^^)

MBAが役に立つかどうかは、MBAっていう場所を通して自分が何して何を得られたか次第だと思います。

結局お勉強した内容って半分くらい忘れちゃったり、経営自体も実践しないと分からないのでね。
なので「人それぞれ」。
問題定義して結局曖昧な回答かーいって感じですが本当に自分次第なの。

MBA自体が役に立つかどうかじゃないの、MBAを役に立たせに自分が努力するの。
名門校にしろ、大手にしろ、資格にしろ、肩書きとして持っているだけでなく何か行動にした時に「さすが○○出身の人は凄い」「やっぱりMBA取得してるだけあるね」ってはじめて認められるし、やっといて良かったなと思えるんじゃないでしょうか。
理系・医学系、研究に重きをおく分野などはもしかしたら少し違うかもしれませんが。

是非MBAをこれから目指す人、特に海外MBAを狙っている方にはMBA自体をゴールにせずにMBAをきっかけに自分がどこまで羽を伸ばして展開していけるかに目を向けて欲しい。

MBAという資格そのものはてっぺんに乗っているさくらんぼで、中身はあなたがこれから作り上げる経験そのものです。

置かれてる場所に自分がいることでただ満足してしまったらそこまでだし、努力しなくたってあっという間に時間は流れてってしまうもの。自分がその環境をちゃんと踏み台にできてるかという意味ではMBAに限らず今のお仕事でも、駐在先でも、どこの大学に行っても自分次第で役に経ったと言えることができると思うし、自分がやってきたことに自信を持つとキャリアがくっついてくるのではないかな。

とりあえず興味あるのであれば、フルタイムでも週末MBAでもやってみたら良いんじゃないかなって思う?笑

そんなわけで、私はこれから留学してから2年目突入となります。

2年目は授業が全くなく、卒論だけなので研究内容とか面倒見てくれる教授によってまた来年の今頃心境が変わってるかもしれないので、またちょこちょこ生活をアップしていこうと思います:)

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