前記事でもお伝えしたとおり、なぜ私が中国にきたかお話しします。

一言で言うと「自分の市場価値を上げるため」です。

前職の社長に新卒一年目の研修中にこんなお言葉をいただきました。

「あなたはせっかく特別なバックグラウンド持っているんだから自分の市場価値をあげてく事大事にしなね」

すごく鮮明に覚えています。

なーんにも分からなかった当時２３歳なりに、自分の市場価値を上げるって何？って考えた結果、

強みを見つける→その強み・能力が人から必要とされる→結果としてその与えられた強み、身につけた能力を社会に返していけることなんじゃないかなと。(※あくまで個人の意見)

私の場合まず自分の潜在的な強みが日本生まれの中国人であると言うこと。

プロフィールにもある通り、私は日本生まれ日本育ち日本国籍の100%中国人。

血以外全て日本。

「あ、じゃあ中国人ってことは喋れるの？」

喋れません(T_T)

英語喋れない残念な外国人みたいな肩書きもっちゃってるハーフ芸能人も多いですが、そうなんです

残念なの。

26歳になってまでいつまでこの“Fake”中国人装うんだってことをずっと思ってたわけです。

家では両親が中国語で話しているのを聞いているので、中国語で聞かれたことに対しては受け答えができます。日本語で。←

おそらくこれは日本生まれ日本育ちの外国人にあるあるだと思いますが、耳だけ育ったってやつです。

アウトプットはできないので結局自分の言語スキル全く発揮できなかったんですね。

まぁいつかは行くんだろうなーって思いながら、2年都内の会社でお仕事をしましたと。

転機は2017年の年末年始。

5年ぶりに中国に行こうってなって、親の故郷である広州に行きました。

今まで何度も行っていたのに街が綺麗になり、人の教養も高くなり、とにかく都会だったことにすごくびっくりした！

一番感動したのがWeChatとAlipayの普及率。

すごすぎる、、

正直今まで日本にいることに優越感に浸っていました。

中国はRudeだ、声がでかい、日本の方が進んでいる、トイレが汚い(笑)、メディアで流れるコピーブランドや衛生的にやばい商品など、、

単純に「イケてない」って思ってたんです 笑

なのに気がついたらこの国もうネクストレベルきてると滞在2、3日で感じてしまったんです。

大人になったのもあるんでしょうが、私が比較していたことってなんて小さなことだったんだろうって思いました。

経済もテクノロジーも教育ももの凄いスピードであがっててもの凄くイケてました。

あぁもう止まらないわこの国。

単純に人口13倍だし。市場大きすぎる。

「私もここにいてもっと身近で体験したい」

純粋にそう思いました。

この時すでに私は２年間のアプリ事業の立ち上げという経験があったわけで、元々持っている本来自分の価値である「２カ国のアイデンティティを持っている」ということと「事業立ち上げ経験」「英語」など後から身につけた価値が揃っていました。

これらをこのまま化石とさせてしまうのはあまりに勿体無いと思い、中国の大学院でMBAを受けることを決断しました。

最初はもちろん不安だらけでした。

なぜなら自分の行動はあまりに突発で全然準備できていなかったし、半年後に会社を辞めなければいけないし、そんな覚悟も自分にはなかったから。そしてもし海外に行ったら女性としての人生プランはどうするの？婚期遅れるの？とかもね。

ただ、「もしも」を考えただけで現実は変わるわけはなく、結局はやってみないとわからないってこと。

とりあえずまず受験して、ダメだったら仕事続ける、受かったら行けってことだってさっぱり考えるようにしました。

あと仮に私が2年の留学を終えても私まだ27歳なら色々まだ間に合うじゃんって　笑

そして会社の人にも友人にも合格するまでは何も言わず、普通通り仕事しながら入試準備していました。

あれもこれもってなりながらキャパオーバー寸前でしたが、自然と物事って一つ一つ解決していくものなんですね。

不安だったことも、準備しなきゃって思ってたことも一個ずつ道が拓けていったので、タイミングと決心は間違いではなかったと確信したのはその時かな。

成るように成る、ほーんとに！！笑

もっと早くから中国に来るべきだったと前はずっと思っていましたが、仕事でアプリのことをやって今中国がここまで発展したからこそこんなに関心を持つことが出来たんだと思います。

何かを始めるのに早すぎることも遅すぎることもない。

全ての出来事は点と点で結べて正しいタイミングでやってくるなって思います。

人間不安なので100%最初から全部用意したり、「もしこうなったらどうしよう」「もしこれができなかったらどうしよう」って色々考えてしまうんですね。

でも新しいことを踏み出すのに0地点からゴールが見えるなんて全然刺激的じゃないと思いませんか？

今実際に中国にきて、じゃあ私卒後して2年後ってどうするの？とプランを聞かれたら正直まだ分かりません。

中国を知って、中国語が出来るようになってそれからまたその時その時の自分の選択肢が出てくるんだと思うので、そんな一つ一つ目の前に現れる選択肢を考えて掴んで、その時を楽しめる人間になっていけたらいいなって思う。

話を戻すとこっちにきて何をしにきたかというと自分の市場価値の最大化。

大学院に受かったこと、MBAを勉強していること自体が偉いのでも凄いわけではなく、これは私が目標にたどり着くための入場券に過ぎないんですね。

もちろんMBA取得をするということ

中国語が出来るようになって長年のコンプレックスを強みに変えること

やっぱりここの企業には一度働いてみたい

これを実現した後その時目の前にあるチャンスを選んでいったらいいのではと思います。

そんな感じで、市場価値作り特訓はまだ始まったばかりなの！

会社でも短期的、中期的、長期的目標って作るじゃないですか。

ジョブとしてだけでではなく、自分が人生を通して描く短期的、中期的、長期的なビジョンてなに？

を考えたら行動が変わって来るんじゃないかなって思います^^

自分の市場価値作りって必ずしも言語や国籍とかではないし、それぞれが「これなら負けないよ！」「これが私よ！」ってレペゼンできるものを世の中に発揮できれば最高だと思う。

特に同世代には自分の市場価値を見つけて欲しいし、

あれやりたい、こんなの面白そうってことは是非やってみればいいし、

留学したい、海外移住したいって思ったらとりあえず飛び込んでくればいいと思う。

失敗したら戻ってこれる場所があるんだから。

きっと住んでいくうちに自分の気持ちの変化もあるかもしれないけど、

そんな変化もこのブログで見守ってくれたら嬉しいです　:)